今作のDADAROMAニューシングルは、前作の「ポルノグラフ」に寄せたDADAROMAらしさを強めながらも聞きやすい１枚。テーマに“アンドロイド”を掲げ、歌詞は「自分はアンドロイドなので傷ついたりしないのさ、かなしくないのさ」と妄想する少年が主人公で、さらに「現代社会人はみんな命令を聞くだけのアンドロイドみたいだ」など風刺も込められている。 二曲目の汚れる前に私を抱いては、以前までのDADAROMAに多く見られた俗に言う“モルヒネ系”の延長となっている楽曲で、絵のイメージとして映画“ヘルタースケルター“の世界観を彷彿とさせている。 TypeBの三曲目には“業界の偽物”を痛烈に批判するFAKEを収録。 シングルながらミニアルバムのようなDADAROMAの３面性をしっかり並べた一枚となっている。