サックス・プレイヤー、小林香織の2ndアルバム。プロデュースとアレンジは笹路正徳、参加メンバーは村上“ポンタ”秀一など。エモーショナルでカラフルなそのプレイはポップス・ファンにもアピールできそう。 プロデュースと編曲の笹路正徳を中心にしたベテラン勢に録音メンバーを一新した2枚目は、イメージ映像入りのDVD付きとその人気を物語る豪華版。さらに、熱のこもった5曲のオリジナルのうちの1曲に日野皓正がゲスト参加。小林との掛け合いにはびっくりだったが、それを抜きにも桁外れの成長ぶりが目に染みる快作。ひと口に言うと、フュージョン全盛のいちばん気持ちの良かった時間が還ってきたみたいで、そこをくぐってきた我々おやじたちには最高。ますます鳴るようになったアルトが、バンド・サウンドと見事に調和。